
組込みソフトウェアコース
(組込みマイコン技術科)のご案内
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組込みソフトウェアは、デジタル家電製品や携帯電話等で使われており、今や必要不可欠の技術です。さらにこれからの時代は「M2M」や「IoT」のキーワードにあるように「あらゆるモノ」がインターネットに繋がる時代を迎えています。
これからの時代に必要とされる組込み関連技術者として就職しませんか!!
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関連職種
組込みエンジニア、プログラマー、システムエンジニア、回路設計、テスター(プログラムの評価)ネットワークエンジニア等
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訓練要素
組込みLinux、マイコン制御、アセンブリ言語、C言語、OS実装、デバイスドライバ開発 |
当センターでは、訓練内容や指導方法に関する知識・ノウハウを有する講師陣が、受講する方々の確かな職業スキル習得をバックアップしております。詳細はこちら
訓練の概要(訓練により習得できる技能等)
日々の生活で使用する家電製品やスマートフォンのような通信端末、自動車や電車等の身の回りのものは、それらを動かすためにマイコン(専用のコンピュータ)にプログラムを組み合わせ製品に組み込まれています。「組込み」はハードウェアとソフトウェアの両方の知識・技術が求められるため、企業での人材教育が難しく技術者が不足しています。
組込みソフトウェアコースでは、マイコンのハードウェアの基本要素からプログラミングで必須となるC言語、組込みOSとして多く採用されているLinuxの実装や、デバイスの制御に必要なデバイスドライバまで組込み技術者に必要な知識・技術を習得し就職を目指します。
訓練全体(6ヶ月間)の仕上がり像
- マイコンを用いた制御プログラムをコーディング及びデバッグできる。
- OSを組み込んだ機器を用いて、ネットワークに対応したプログラムをコーディング及びデバッグできる。
総訓練時間
648時間
1ヶ月毎の訓練到達目標
1.「マイコンの構造とアセンブラプログラミング」 |
■内容
組込み分野で用いられるアナログ・ディジタル回路の基本要素、マイコンの構造を理解し、アセンブリ言語によるプログラミング技術を習得します。
■項目
・組込み分野の回路の基本
・汎用ICを用いたCPU製作
・アセンブリ言語によるマイコンプログラミング
(マイコンはRL78を使用します。)
※ 実際に訓練で使用する機器は写真とは異なることがあります。
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2.「組込みシステム開発のためのC言語プログラミング」 |
■内容
組込みシステム開発に必要不可欠なC言語を基本文法から、C言語を用いて制御向けのマイコンのプログラミング技術を習得します
■項目
・C言語によるプログラム開発
・C言語によるマイコンプログラミング
(マイコンはRL78を使用します。)
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3.「組込みマイコン開発」
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■内容
組込み向けマイコンはOSを搭載するために多機能で複雑な機能があります。組込み向けのマイコンを使用したプログラミングの開発、マイコンの周辺機能(I/O、通信、LCD等)の制御について習得します。
■項目
・組込み向けマイコンのプログラム開発
・マイコンの周辺機能制御
(マイコンは組込み分野で採用例の多いARMを使用します)
※ 実際に訓練で使用する機器は写真とは異なることがあります。
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4.「Linuxの活用技法と組込みLinuxの実装」 |
■内容
組込み機器で実績のあるOSであるLinuxをマイコンに組み込むために必要な技術を習得します。
また、必要となるLinuxの開発環境構築、基本コマンドについても習得します。
■項目
・Linuxの開発環境構築(仮想環境にLinuxのインストール・設定)
・Linuxの基本コマンド
・組込みLinuxの実装(マイコン上)
※ 実際に訓練で使用する機器は写真とは異なることがあります。
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5.「組込みLinuxデバイスドライバ・アプリケーション開発」 |
■内容
Linuxが実装されたマイコンの周辺機能(I/O、通信、液晶、タッチパネル等)を制御するデバイスドライバのプログラミングを習得し、アプリケーションから機器を制御します。
■項目
・マイコンの周辺機能に対応したデバイスドライバの開発
・デバイスドライバを使用したアプリケーション開発
(デバイスドライバとはOS上で動作するアプリケーションがマイコンの周辺機能を使用するために必要なプログラムのことです。)
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6.「応用課題」 |
■内容
これまでに学んだ技術を利用し、総合実習を通して、組込みOSを用いたシステム開発を習得します。
■項目
・グループ作業
・ドキュメント作成
・プレゼンテーション
※ 実際に訓練で使用する機器は写真とは異なることがあります。
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受講要件
過去の経験等
・携帯電話やデジタル家電等の操作に抵抗がなく、操作方法を覚えることができる方
・日常的にパソコンによるインターネットやメール等の利用経験がある方
事前に習得していることが望ましいスキル
高等学校程度の数学
各訓練科共通要件
・再就職を目指し、職業訓練の受講に強い意欲のある方
・就職を目指す職種と志望訓練科(内容)とに整合性がある方
・心身ともに職業訓練の受講に支障がなく、協調性のある方
受講料
無料です。
ただし、テキスト代として3,000円程度は、実費負担となります。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
(前職) |
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(修了後の職種) |
・IT系プログラマ |
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・組込みエンジニア |
・サービスエンジニア |
→ |
・制御系プログラマ |
・制御盤製造 |
→ |
・ネットワークエンジニア |
・翻訳 |
→ |
・組込み向け機器の書類(説明書、仕様書等)の作成 |
・事務職 |
→ |
・テスター |
・営業 |
→ |
・技術営業 |
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
(1)プログラマー(PG)、組込み系ソフトウェア開発エンジニア
プログラマーは分野や言語により求人内容は異なりますが、いずれも共通して使用する環境で動作するプログラムを作成するエンジニアで非常にやりがいのある仕事です。プログラマーからキャリアアップしてプロジェクトリーダー等になり管理能力も必要となります。組込み関係では、「制御系」、「C言語」、「マイコン」等のキーワードが含まれる求人が該当します。
(2)テスター
テスターとはプログラマーが作成したプログラムが仕様を満たすかどうかを評価する仕事です。販売した製品のプログラムに不具合があれば、企業にとって大きな損失につながるため、プログラム開発においても品質が問われます。
テスターはプログラムの品質を保証する重要な役割をもつ仕事です。
(3)セールス・サービスエンジニア
セールス・サービスエンジニアは、顧客先に出向いて機器の販売や保守・点検・修理等を行う業務です。組込み関係の分野では、セールスを行う場合は専門的知識が、サービスを行う場合は関連の技術がそれぞれ必要となります。
営業の経験がある方や顧客とコミュニケーションを取ることが好きな方に向いている仕事です。
(4)ネットワークエンジニア・システムエンジニア(SE)
システムエンジニアはパソコンや制御機器等を用いてシステムの設計や構築を行う技術者です。ネットワークエンジニアはネットワークの構築やプログラムを行う技術者です。広義ではシステムの上位的な役割を担当する技術者を「システムエンジニア」、システムの実装を担当する「プログラマー」となり、プログラマーからシステムエンジニアへのキャリアアップもあります。
職種との相性(こんな方に向いている!)
プログラム(ソフトウェア)作ることに興味がある方。
技術の進化が早い業界のため、新しいことに興味のある方。
訓練により就職可能な主な仕事
・電気・制御機器等の開発
・情報・通信機器等の開発
求人票に記載されている職種名
システムエンジニア(SE)、プログラマー(PG)、アプリケーション開発(制御・ファームウェア・組込系)、プログラマー(制御・ファームウェア系・組込系)、カスタマーエンジニア、システム開発者、ソフトウェア開発技術者、ネットワークエンジニア、テクニカルサポート、情報システムに関するコンサルティング等
就職後の仕事例(求人票より)
・ソフトウェア技術者
・ソフト開発
・プログラマー
・システムエンジニア
・テスター
就職率
82.9%(平成25年度実績)
修了者の主な就職先例
・(株)シスミックインテグレーション
・関越ソフトウェア(株)
・トランスコスモス(株)
・クロス・ヘッド(株)
・(株)エンベックス 他
賃金情報
給与総支給額(月額) :未経験者
約15万〜約25万
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
組込み系ソフトウェア開発エンジニア、制御系・ファームウェア開発エンジニア、ネットワーク系エンジニア、セールス・サービスエンジニア等での活躍が期待されます。
修了時に取得できる資格
特にありません。
任意に取得できる資格
訓練期間中に習得した知識と技能を活かして個人が任意に取得可能な資格の一例です。
(※なお、受験資格等の詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせください。)
■ 組込みソフトウェア技術者試験クラス2 (一般社団法人組込みシステム技術協会)
■ TRONエンジニア試験 (T-Engineフォーラム)
修了後の就職支援・スキルアップ
就職支援
修了時未就職の方々に対しては、修了後も求人情報の提供等の就職支援を行っています。
スキルアップ
就職後、スキルアップのために当センターで実施している能力開発セミナー(有料)の受講ができます。
また、就職後においても新たな職業能力の開発及び向上に係る相談・支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。
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本サイトに記載したソフトウェア名、システム名、機器名、商品名、社名などは各社の登録商標です。なお、TM®マークは明記しておりません。
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