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各種ビルの中で働く人々が、快適な1日を過ごせる環境を整え、ビルのオーナー(所有者)にも満足して頂ける管理を行う いわゆるビル設備管理員を目指しませんか!!
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関連職種
・ビル設備管理(オフィスビル、商業ビル、学校、病院など)
・施設設備管理(地域熱供給施設、事業所施設整備など)
・電気設備管理、消防設備点検管理など
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訓練要素
電気の基礎・電気配線工事、電気設備・空調設備・給排水衛生設備・消防設備などの各種設備の運転から保守・点検管理 |
当センターでは、訓練内容や指導方法に関する知識・ノウハウを有する講師陣が、受講する方々の確かな職業スキル習得をバックアップしております。詳細はこちら
訓練の概要(訓練により習得できる技能等)
「6ヶ月の訓練期間では、ビル建物内の各種設備を長期間正常な状態で維持・管理するための技能を修得するに当たって、各種設備のそれぞれの原理・構成から学びます。さらに施工実習等を通して、その設備のあるべき状態を理解し各種設備の運転・管理に関する技能と技術を習得します。
具体的には、ビル建物の電気設備の点検作業とパソコンを用いた報告書作成、冷暖房空調設備、給排水衛生設備や消防防災設備の点検及び運転・管理ができる知識と技術が習得できます。
訓練全体(6ヶ月間)の仕上がり像
- ビル等の建築物の電気設備のメンテナンスができる。
- ビル等の建築物の空調設備・給排水衛生設備のメンテナンスができる。
総訓練時間
648時間
1ヶ月毎の訓練到達目標
1.「電気配線工事」 |
■内容
直流・交流の基本的な電気回路を理解し、電灯・スイッチなどの電線接続配線作業方法の知識と技能を学び、簡易な屋内配線工事の知識と実際にビル電気設備における簡単な電気部品交換等ができる技術を習得します。
■項目
・電気回路
・電気測定
・配電理論と配線図
・電線接続
・ケーブル配線(施工)
・電線管工事
(関連資格:第二種電気工事士)
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2.「電気設備保全管理」 |
■内容
空調ファンや給水ポンプのモーターを駆動させるシーケンス制御の基本回路を理解し、異常時で単純なトラブルに対応することができる知識、また、受変電設備や非常用電源設備の保守・点検の知識と技能を習得します。
■項目
・シーケンス制御(基本)
・シーケンス制御(時間)
・シーケンス制御(電動機運転)
・受変電設備保全
・発電設備と蓄電池設備
・電動機の保守・点検
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3.「防災設備管理作業(自動火災報知設備の点検・管理)」
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■内容
火災発生時に火災の発見、避難警報、初期消火など役割を担う防災設備の中で、警報設備及び消火設備の構造・原理を学び、日常での点検・警報時の対応ができる知識と技能を習得します。
■項目
・第四類の消防設備(構造・点検);自動火災報知設備
・第四類の消防設備(法令)
・消火設備の概要(スプリンクラーなど)
(関連資格:第四類消防設備士)
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4.「情報活用」 |
■内容
パソコンによる報告文書作成及び表計算ソフトでの記録データ管理ができる技能を習得します。
■項目
・文書作成
・表計算
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5.「空調設備保全管理」 |
■内容
ビル内の冷暖房や換気を行い、室内空気環境を快適な状態に維持するための知識・技能を習得します。
家庭用エアコンの設置実習及び空気環境測定実習等を通して、冷凍の原理やエアコンの構造・冷媒配管の知識と技能を習得します。
■項目
・空調設備概論
・冷凍法
・湿り空気線図と空調負荷
・空調設備(冷媒配管)
・空冷式エアコン
・空調設備の故障診断
(関連資格:第2種及び第3種冷凍機械責任者)
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6.「給排水衛生設備管理作業」 |
■内容
上水の給水方式の理解と受水槽などの点検や水質測定方法を習得します。
排水配管系統の理解と洗面器や便器など衛生器具類の取扱い及び各材料の配管実習を通して、給排水設備保全に関する知識と技能を習得します。
■項目
・上下水道と公衆衛生
・環境衛生管理
・給排水管の接続
・衛生器具の設置・交換
・給排水配管接続実習
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7.「ボイラー取扱い技術」 |
■内容
暖房用の温水や水蒸気をつくるボイラーの構造及び燃焼の仕組みの理解と運転・保全に関する知識と技能を習得します。
■項目
・ボイラーの構造と原理
・ボイラーの取扱いと関連法規
・ボイラーの燃焼装置
(関連資格:二級ボイラー技士)
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8.「その他ビル設備に関する知識」 |
■内容
ビル建物における各種設備に関連する知識を習得します。中央管理システムの概要、設備の燃料となる危険物の取扱いについて、ビル建物の必要なクリーニングの基本的知識など関連する知識を習得します。
■項目
・ビル管理システム
・危険物取扱い(乙種四類)と関連法規
(関連資格:危険物取扱い(乙種四類))
・ビルクリーニング概論
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受講要件
過去の経験等
特に必要ありません。
機械装置や電気機器についての知識及びパソコンを利用した文書作成や表計算ができれば取り組みやすいですが、入所後の訓練で知識及び技能の習得は十分に可能です。
事前に習得していることが望ましいスキル
特にありません。
各訓練科共通要件
・再就職を目指し、職業訓練の受講に強い意欲のある方
・就職を目指す職種と志望訓練科(内容)とに整合性がある方
・心身ともに職業訓練の受講に支障がなく、協調性のある方
受講料
無料です。
ただし、テキスト代として12,000円程度は、実費負担となります。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
ビル管理が未経験の方でも、下記のようなビル管理と関連する職種に就職されています。
(ただし、必ずしも下記のとおり就職できるとは限りませんので、ご了承願います。)
(前職) |
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(修了後の職種) |
・製造業 |
→ |
・総合ビル管理、設備管理 |
・接客サービス |
→ |
・総合ビル管理、設備管理 |
・営業 |
→ |
・総合ビル管理、設備管理 |
・総務・経理 |
→ |
・総合ビル管理、設備管理 |
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
ビル設備管理技術者、ビル設備管理員、ビルメンテナンス要員、施設管理スタッフ、ビル付帯設備維持管理業務など
■ 仕事の内容
ビル管理の仕事は大きく分けて清掃・設備管理・警備の3つの種類がありますが、その内、ビルにある様々な設備の管理を行うのが、ビル設備管理の仕事です。
一般のオフィスビル、スーパー・百貨店などの商業施設、病院、学校やホテルなどで設備管理の業務に従事しています。ビルの中で働く人々が不自由なく快適な1日を過ごせる環境を整え、ビルのオーナー(所有者)に満足して頂ける管理を行います。
具体的には空調設備の運転と保守点検、受変電設備や各フロアーの電気設備の保守、洗面所などの給排水設備の維持管理、消防設備の維持管理などを行うとともに点検報告書を作成します。
また、最近のビルは中央監視システムが取り入れられ、機械装置の運転状況や運転・停止も中央管理室で行い、各機器に異常が発生した場合はモニターに表示され、設備管理員が対応にあたります。
仕事自体は巡視・点検業務を基本に、修理・交換やトラブル対応もあります。
作業そのものは比較的軽作業が多いので、中高年の方にも十分できる仕事です。
しかし、最近の業務では、設備だけに対応すればいいのではなく、ビルオーナーからテナント従業員との対応、さらにテナントへのお客さんとの対応も必要なケースがあり、サービス業としての接遇・コミュニケーション能力も要求する企業も多くなっています。
■ 勤務体系
・ 多くの現場でローテーション勤務が行われおり、日勤(8〜17時)遅番(12〜21時)泊まり(9〜翌朝9時)の体系に組み込まれているケースが多いです。また、休日も各現場での出勤カレンダーによって変わりますので、土・日祭日の休みの希望は期待が持てません。
・ 定年は60歳〜65歳の範囲ですが、65歳定年が多くなっているようです。場合によって健康上に問題がなければ70歳までは継続して働ける事業所も増えています。
(ただし、中途採用の場合、未経験者の場合の応募は60歳までが多いです。)
職種との相性(こんな方に向いている!)
ビルの設備管理は2〜3名のグループで行います。したがって人とのコミュニケーションをとるのが好きな方はビル設備管理に向いているといえるでしょう。それに加え、機械相手の職種ですから、機械の構造や理論について技術的興味を持っている方は仕事に溶け込みやすいといえます。また、地味で目立たない仕事のため、辛抱強さが求められます。
作業そのものは軽作業ですので、中高年の方でも十分こなせる仕事内容です。また、性別は全く問いません。
訓練により就職可能な主な仕事
・ビル管理業務(電気、空調、衛生、消防設備及び建物の維持・管理)
・ショッピングセンターのビル照明、空調、給排水等の設備の保守メンテナンス
・病院設備の照明、空調、ボイラ、給排水等設備の保守管理
・マンション管理組合のパートナー、アドバイザーとしてフロント業務
・オフィスビルにおいての出入管理業務、立哨、巡回業務
・ビル清掃管理:日常の清掃業務の管理と監督、清掃面積や使用する洗剤・機械・コストに関する積算・見積り
・ビル設備(電気・防災・給排水・衛生・空調・換気・輸送機等)の定期巡回や保守点検の計画立案、巡回業務
求人票に記載されている職種名
ビルメンテナンス、ビル管理業務、居住施設・ビル等の管理、ビル管理人、オフィスビルの設備管理、マンション管理、ビル設備管理、ビル管理技術員、施設保安警備員
就職後の仕事例(求人票より)
・ビル管理業務(電気、空調、衛生、消防設備及び建物の維持・管理)
・ショッピングセンターのビル照明、空調、給排水等の設備の保守メンテナンス
・病院設備の照明、空調、ボイラ、給排水等設備の保守管理
・マンション管理組合のパートナー、アドバイザーとしてフロント業務
・オフィスビルにおいての出入管理業務、立哨、巡回業務
・ビル清掃管理:日常の清掃業務の管理と監督、清掃面積や使用する洗剤・機械・コストに関する積算・見積り
・ビル設備(電気・防災・給排水・衛生・空調・換気・輸送機等)の定期巡回や保守点検の計画立案、巡回業務
就職率
93.4%(平成25年度実績)
修了者の主な就職先例
・(株)東海ビルメンテナス
・大成有楽不動産(株)
・大星ビル管理(株)
・(株)太平エンジニアリング
・三井物産ファシリティーズ(株) 他
賃金情報
給与総支給額(月額) :経験・年齢・所有資格や勤務時間体系により、異なります。
約18万〜約24万
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
冷暖房・空調設備の運転と保守点検、受電及び変電設備や各種の電気設備の保守、洗面所などの給排水設備の維持管理及び点検報告に関する知識と技能の習得により、就職先からも評価をいただいています。
修了時に取得できる資格
低圧電気取扱業務に係る特別教育修了証
任意に取得できる資格
訓練期間中に皆さんが習得した技術・技能を活かして任意に受験して取得できる資格です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。
(但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
■2級ボイラー技士 ( 各地区の安全衛生技術センター )
最も受験者が多く、特級、1級、2級の3種類がありますが、2級の資格をもっていれば、伝熱面積の合計が25m2未満の場合において、すべての種類のボイラーを取り扱うことができます。ボイラーは、重油や都市ガス等を燃焼室で燃やしてボイラー内に高圧蒸気を発生させるので、爆発や破裂の恐れがあります。そのため、ボイラー技士がボイラーの操作、安全運転のための管理、点検、定期検査を実施します。ボイラーはオフィスビルや病院、学校、工場などに設備されています。
■第3種冷凍機械責任者 ( 高圧ガス保安協会試験センター )
高圧ガス製造保安責任者の9種類に分かれている高圧ガス保安法に基づく国家資格のひとつで、都道府県知事名で交付されます。冷凍能力20Rt(アンモニア等)、50Rt(フルオロカーボン)以上の冷凍設備を持つ事業所では、高圧ガス製造保安責任者の第1種、第2種、第3種冷凍機械責任者免状の交付を受けている者のうちから冷凍保安責任者を選任しなければなりません。身近なところで考えてみると、エアコンも冷凍機のひとつです。近年は冷凍機(エアコン)で暖房も行うことが多く、一般的なビルにおいては冬でも冷凍機を運転することになります。
■第二種電気工事士( (財)電気技術者試験センター )
電気工事士は従事できる電気工作物の範囲によって、第一種と第二種に分かれています。第二種電気工事士は、暮らしに直結した低圧屋内外配線の電気工事を担当するエキスパートです。一般の住宅やビルで利用する低圧小型の電動機や電気器具、照明等のための比較的受電電力の小さい電気施設の電気工事に従事します。
■消防設備士( (財)消防試験研究センター各都道府県支部 )
消火栓、消火器、火災報知機、救助袋、スプリンクラー等消防用設備等の設置、維持・管理をします。資格は甲種と乙種の2種類があり、取扱う設備によって、甲種が特類及び1〜5類、乙種が1〜7類に分けられています。甲種消防設備士は工事、整備、点検まで担当できます。乙種消防設備士は整備、点検を行うことができます。
■危険物取扱者(乙四類 (財)消防試験研究センター各都道府県支部 )
「危険物」とは、消防法によって定められた、火災等の災害の発生の予防上危険と考えられる引火性または発火性の物品を指し、危険物取扱者はそれらの危険物を一定量貯蔵したり製造したりする事業所で、監督や取扱い作業に従事します。
資格は、甲種・乙種・丙種の3種類に分かれています。甲種は、全ての危険物について取扱いと取扱作業の保安監督ができます。また、乙種は、第1類から第6類まで、丙種は第4類危険物の一部のみ(ガソリン、灯油、軽油等)の取扱いができます。
修了後の就職支援・スキルアップ
就職支援
修了時未就職の方々は、修了後も求人情報の提供等の就職支援を活用することができます。
スキルアップ
就職後、スキルアップのために当センターで実施している能力開発セミナー(有料)の受講ができます。
また、就職後においても新たな職業能力の開発及び向上に係る相談・支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。
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